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理系大学生、初心者本読みの感想文No.5『日本のヤバい女の子』

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No.5『日本のヤバい女の子』

【理系大学生、初心者本読みの感想文】No.5『日本のヤバい女の子』

2019/09/07

こんにちは。今回は第五弾ということではらだ有彩著の『日本のヤバい女の子』についてお話ししたいと思います。今回の本のことを俗にエッセイというのでしょうか?とにかく作者の視点が色濃く反映されていて、題材も有名な日本の昔話。とても斬新。

この本を手に取ったきっかけは大学の近くに面白い本屋さんがありまして、どう面白いのかといいますと、外国(韓国、アメリカ、フランスなどなど)のコミックや絵本が置いてあったり、切手図鑑、パフェの図鑑、などの変わった本が置いてあったりします。そこに一緒に行った友人が手に取ったからです。少しふざけてる感じがあってるなと思いました。

この本は、二十人の昔話に出てくる女の子についてまずその文を読んだ感想を手短にまとめ、次にその物語の要約、最後に筆者のこの物語の女の子についての考え、どうしたらこの子は幸せになれたのだろうか、周りの人はどうしてあげればよかったのかなどなどについて述べていくという感じです。

私が一番気になったヤバい女の子はうぐいす女房です。彼女は一人の男と出会い恋に落ちしばらく暮らします。そしてある日、彼女は男に十三番目のふすまは開けないでという100%開けさせるセリフを残し家を空けます。男は案の定ふすまを開けます。そこにはうぐいすの姿の彼女がいました。「見るなといったのに。なぜ見たのです。」そう言い残し、彼女は屋敷とともに消えていくのでした。この話の分析の中で筆者は男がうぐいすな彼女にうかつに驚かなければこうはならなかったかもしれないと述べていました。約束を破って秘密を暴いたのはいけないことですが、そのあとに受け入れる度量があればどうにかなったかもしれない。人って見られたくないものがあると思います。でもそれを少し見せたがっていて、それを見てくれて受け入れてくれる人を待っている節もあると私は思います。自分を見せる勇気を出しましょうね(笑)。


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