こんにちは。今回は第三弾ということで井上荒野著の『綴られた愛人』についてお話ししたいと思います。著者であるの井上荒野さんにと共直木賞候補に選ばれるほど有名な作家で彼女自身は直木賞作家です。親子で成功した作家なんですね。
この本を手に取ったきっかけは表紙の色気です。吸い寄せられました。この紫をバックにしたセクシーな表紙のおかげです(笑)。
この本のあらすじは、編集者である夫の言いなりになっている人気作家である「柚」と、将来見えない、信頼できる人いない、さえない大学生「航大」の二人が「綴り人の会」という匿名で手紙を送ることのできるサイトを通じて知り合い、文通を始める。そんな中、柚は航大に夫を殺してくれという内容の手紙を送る。そしてついに航大は柚のため、夫を殺す計画を実行する、、、、。といった内容です。この本で私が最も印象に残ったシーンはネタバレになりますが、航大が柚の夫を襲うシーンです。人を殴ったり、物理的に傷つけるとはこんなにも恐ろしく、ねっとりとまとわりつくような不快を感じるものなのかと思いました。うまく言葉で表現できませんが、人を殴るという行為は人を生体として壊すということなのだと感じました。壊すからには喪に戻らなくなるということを覚悟しなければならない。ごくごく当たり前のことですが人を傷つけてはいけないなと改めて気づきました。またそれだけリアルな描写を書く井上荒野さんには脱帽です。リアルを錯覚させる言語ってすごい。また読みます。この本のあらすじは、編集者である夫の言いなりになっている人気作家である「柚」と、将来見えない、信頼できる人いない、さえない大学生「航大」の二人が「綴り人の会」という匿名で手紙を送ることのできるサイトを通じて知り合い、文通を始める。そんな中、柚は航大に夫を殺してくれという内容の手紙を送る。そしてついに航大は柚のため、夫を殺す計画を実行する、、、、。といった内容です。この本で私が最も印象に残ったシーンはネタバレになりますが、航大が柚の夫を襲うシーンです。人を殴ったり、物理的に傷つけるとはこんなにも恐ろしく、ねっとりとまとわりつくような不快を感じるものなのかと思いました。うまく言葉で表現できませんが、人を殴るという行為は人を生体として壊すということなのだと感じました。壊すからには喪に戻らなくなるということを覚悟しなければならない。ごくごく当たり前のことですが人を傷つけてはいけないなと改めて気づきました。またそれだけリアルな描写を書く井上荒野さんには脱帽です。リアルを錯覚させる言語ってすごい。また読みます。