2025年から共通テストが変わる
2022/06/16
大学進学率はここ40年で25%から50%まで増加している(学校基本調査より)。これは昔に比べて日本国民が裕福になったことや大学機関の普及が大きな要因となっている。しかしながら、いわゆる「難関大学」への進学は依然として困難であり、むしろ更に難易度が上がっているように思われる。
大学入試センターは、2025年の共通テストで新たな『情報』という科目を追加する上、他科目でも大幅な出題形式の改変が行われることを発表した。変更後の内容を以下の表にまとめる。
教科 | 出題科目 | 試験時間 |
国語 | 『国語』 | 90分 |
地理歴史 | 『地理総合、地理探究』、『歴史総合、日本史探究』、『歴史総合、世界史探究』、『地理総合、歴史総合、公共』 | 1科目選択 60分 2科目選択 130 分 (うち解答時間 120 分) |
公民 | 『公共、倫理』、『公共、政治・経済』、『地理総合、歴史総合、公共』 | |
数学 | 『数学 I、数学 A』、『数学 I』 |
70分 |
『数学 II、数学 B、数学 C』 |
70分 | |
理科 | 『物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎』(うち2科目の内容を選択解答)、 『物理』、『化学』、『生物』、『地学』 |
1科目選択 60分 2科目選択 130 分 (うち解答時間 120 分) |
外国語 | 『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、 『韓国語』 ※『英語』については、ICプレーヤーを使用する試験も実施。
|
80分 【ICプレーヤーを使用する試験】 60 分 (うち解答時間 30 分) |
情報 | 『情報I』 |
60分 |
『情報』の他にも、『地理歴史』及び『公民』では今まで以上に総合的な科目設定となり、数学も選択科目に数学 C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)が追加される。
国語は試験時間が10分追加され、より広範な文章が出題されるのではないかと考えられる。
国公立入試及び共通テスト利用型の入試には必要不可欠な共通テストだが、文理問わず幅広い教養が必要とされる。特に今回追加される『情報』は今日の目まぐるしいコンピューター社会の発展に付随したものであると考えられる。「思考力を問う」という出題がされるこのテストでは、より広範でかつ深い学習を進めていくことが必要とされるだろう。
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