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難関大学突破への道 〜化学編〜

難関大学突破への道 〜化学編〜

2021/10/08

はじめに

難関大学突破への道第3弾!教科はズバリ化学です!「化学は暗記だし、、」などと言って後回しにしてしまっている方はいませんか?実にもったいない!受験化学は様々な条件を加味して論理的に答えを特定するパズルのようなめちゃくちゃ面白い問題がたくさんあるのに!少しの暗記科目を突破してどんどん実践的な力をつけていきたいですね。

また、化学は理系学科を目指している人は圧倒的に選択している人が多い科目だと思います。受験に向けてガンガン進んでいきましょう。分野ごとに確認をしたいというあなたにおすすめのサイトはこちら
ということで早速!受験化学突破の秘訣をご紹介していきたいと思います。

 

理論分野の長文は丁寧に読み解こう!

理論化学分野でよく見かけるのがやたらと長い導入文の問題ですね。特に二段階滴定や反応速度の分野でよく見られるのではないでしょうか。長文の問題では、問題を時進める上で反応を起こす時の条件や文章で著されている実験の様子を見失ってしまいがちです。ポイントごとに線を引く、反応式を横に書いておくなどして全体の目的を理解して見失わないようにしましょう。化学は一つでも条件が変わると反応がうまく進まないことがあります。何か条件を見落としていないか、勝手に自身の思い込みで条件を追加していないかなどを常に気をつけて問題に取り組みましょう。また、難関大では高校化学のレベルを超えた内容の式や反応について出題されることは珍しくありません。もちろんそのような場合には問題に最低限の説明が加えられ、今まで培ってきた知識で解けるような設定になっています。どのような問題と出会っても文章をしっかりと理解し、焦らず時進める力を養っていきましょう。

無機分野は効率よく覚えてしまえ!

「化学は暗記だ!」と叫ぶ人の多くはこの無機化学のことを指して言っているのではないでしょうか。化学という教科の中で最も初期段階の暗記が多い分野こそがこの無機化学だと思います。誰が何と言っても覚えないことには始まりません。ここで登場するのが『資料集』です。無機の暗記には色の変化が伴う反応が多いので色付きの写真と一緒に覚えていきましょう。しかし資料集をずっと眺めていても確実に脳に定着させるのは難しいでしょう。問題集などを駆使して、答え合わせの際に解答と一緒資料集で調べながら覚えていくことで、定着のスピードをどんどん上げていきましょう。

因みに私はなかなか覚えられない反応式などを紙に書き出して、それを隠しながら違う紙に書いていくといった方法をとっていました。ここでポイントなのが、『反応前から反応後の式を書く』のでも『反応後から反応前の式を書く』のでもなく、『〇〇の反応』という文を見てゼロから書き出すことです。この訓練をすることで反応のどの部分を問われても対応できる力をつけていました。皆さんも自分なりの効率の良い方法を模索してみましょう。

先ほどから暗記暗記と言ってしまいましたが、これは無機分野を解く上で最低限身につけておきたいことであり、もちろん難関大レベルになると丸暗記のみでは満足な点数を取ることは難しいと思います。ここでやはり必要になってくるのが問題文で与えられた条件を的確に整理していく力です。定性分析などの問題を解く上でこの力は必要不可欠です。反応における液性はどうなっているか、反応によってイオンの価数が変化していないかなど注意深く解いていきましょう。

構造決定は「可能性」を余さず考えていこう!

有機分野の構造決定は「見たことない」物質を解答用紙に書くこともしばしば。むしろ難関大ではそちらの方が多いように感じます。構造決定では分子量と含まれる元素分析の情報から分子式を明確にしましょう。ここで組成式と混同しないように注意!ここでのミスに気づかずに解き進めてしまうと絶望的です、、。分子式が求まったら問題文に注意しながら官能基、不飽和度、立体異性体など全ての可能性について考えていきましょう。問題文に書いていないことや条件によって否定されないことは答えになる可能性があります。勝手な思い込みで「環状にはならないだろう」などと処理してしまわないようにしましょう。特に『考えられる構造はいくつあるか』という形式の問題は大問の序盤で登場しやすい上、構造式を書くパターンの問題のように”1つに決まって安心”という感覚はないため、足元をすくわれやすいように思います。特に記述がない限り立体異性体なども含めて全ての可能性を余さず考えていくようにしましょう。

構造決定は計算と素早く様々な構造を考え出す必要があり、ある程度の”慣れ”が必要になってきます。最初はセンターレベルの軽いものから、慣れてきたら二次試験レベルの少し重いものまでどんどん解いて慣れていきましょう!

受験化学必須アイテムを活用しよう!
資料集
化学を解く上で絶対に必要になってくるのがカラー版の資料集。無機分野のイオンや沈殿の色が一目見てわかるようになっています。そのほかにも文字だけではわかりづらかった理論分野の実験が示されていたり、頻出の物質がどのような用途に使われているかなど様々な観点から学ことができます。参考書などの問題には直接的に出題されない事柄も載っているので、思考力指向の受験型対策にも効果があるかもしれませんね。
化学事典
化学は勉強していく上でで生じた疑問について教科書や参考書よりも詳しく説明してほしいといった場面にぶつかることがあります。そこで活躍するのが化学事典です。受験生がつまずくポイントを抑え、「なぜ」について適確な解説を提供してくれます。これは最初から最後まで読む、のではなくは事典として調べ物に使うと良いでしょう。
参考書&チャート
参考書は基礎から発展まで幅広い難易度の問題をカバーできます。また、特に有機化学や無機化学では段階を追って反応が進んでいくことが多いのでチャート表を活用して覚えていきましょう。(資料集などに載っています。)最初は構造や名前が空欄のチャートを埋めていきましょう。ある程度覚えたら白紙から化合物だけでなく、反応に必要な薬品や触媒、条件など、全てを再現できるようになると良いですね。

最後に

化学は有機無機の暗記から反応熱や反応速度などの計算まで幅広い力が必要とされます。また、記述式の二次試験では「なぜこのような反応が起こるのか」、「なぜこのような操作が必要なのか」など根本的な理由を問われることもしばしばあります。参考書を一つとっても、常に問題で起こっている事象に一つずつ問いかけるくらいの気持ちで臨むと良いでしょう。しかし、勉強中に生じた「なぜだろう」という疑問を解消すべく事典などを開いて追及すると受験レベルを逸脱してしまう場合もあります。常に時間がない受験生にとっては”今知っておくべき範囲”を上手に見極めて勉強を進めていく必要があります。学校や予備校の先生に質問すると受験レベルの内容で簡潔な説明を得られるかもしれませんね。また、「今は必要ない」と言われてしまうかもしれません。そういった場合は少し残念な気持ちも生まれるかもしれませんが、”他のみんなが気づかないことに気づいた”と誇りに思う程度にし、疑問を解決する姿勢を止めないようにしましょう。明確にならなかった疑問はきっと受験後にいくらでも知る機会があるでしょう。学部学科問わず学ぶ姿勢はいつまでも変わらないと思います。
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