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理系大学生、初心者本読みの感想文No.6『蜜柑』

こんにちは。今回は第六弾ということで芥川龍之介著の『蜜柑』についてお話ししたいと思います。今回の本は知っている人も結構多いのではないでしょうか?教科書にも載っているのではないかなと思います。

この本を手に取ったきっかけは、父が読んでいたからです。この本は蜜柑を一つの作品とした短編集となっています。まず手に取ってびっくりしたのは一作品一作品の短さです。最近集中力がなく長い作品を読めない病にかかってる私にいまぴったりだと感じました。この本のあらすじは、ある冬の日の夜、一人の男が汽車の出発を待っていました。すると一人の少女が汽車にかけ乗りました。その少女は顔や手はあかぎれ、格好もみすぼらしく、俗にいう「芋臭い」という言葉が似合う娘でした。男は少女のその見た目のみすぼらしさが自分の陰鬱な気分と重なる気がして、少女を視界から外すように雑誌を読み始めました。しばらくすると少女は突然窓を開けました。車内には煙が入り込み、男はせき込み、腹が立ちました。その時、少女は手に持っていた蜜柑を外にいた4人の少年たちに放り投げました。それを見た瞬間、男は理解しました。この少女は今から奉公先に行くのだと、4人の少年は少女の弟で、見送りに来た弟の労を労う為、少女はなけなしの持ち物を窓から放り投げたのだと。男は少し陰鬱な気持ちを抜け出すことができました。人生で人は何度赤の他人の影響を受けるのでしょうか。また赤の他人に影響を与えるのでしょうか。私たちは日常の一コマに潜む誰かの暗いものに、いつの間にか引きずられて疲れたり元気をもらったりしていたりするのでしょうか。それならば、できるならば、人にささやかな元気を与えられたらいいな。そんなことを考えさせてくれるとっても短い小説でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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