伸一編_4章_伸一議事録3

「どうしたの?本屋さんなんて珍しいね。」 笑顔で話しかけてくる。こちらも平静を装わなければ。 「まぁね。」 「あ、受験生のコーナーにいるってことは、そろそろ受験に焦って来たのかな?」 鬼の首を取ったかのように上機嫌で尋ねてきた。何か秀逸な返しで話題を […]

ゴウカク編_第3章_まっすぐ

生徒と真剣にぶつかる時間が最高の幸せだ。などと言う教師がいる。 彼らとは一生相容れないだろう。 僕には苦手な生徒がいる。 思うに、僕と同じような教師は少なくないのではないだろうか。 しかし、今日ばかりはそうはいかない。伝えなければいけない。進路を変え […]

泉編_第3章_期末テスト

 「今日部活ないから帰り道なんか食べに行こうぜ!」 伸一はいつも食べ物とバスケの事しか考えていない。食欲旺盛なバスケバカである。 「伸一、部活が無いのは期末テスト一週間前だからだよ?勉強しなきゃ。」 絵馬が言う。絵馬は成績優秀で特に歴史についての知識 […]

伸一編_3章_伸一議事録2

ぼっと空を見上げる。最近は一人で物思いにふける時間が増えた。しかし、こんなことをしている場合ではない。高校三年生の夏が来る。つまり、受験戦争が始まるのだ。   二週間前、部活を引退した。県大会準々決勝、ここを勝てば県の決勝リーグに進出できる。そしてこ […]

試験編_第3章_敵襲

「ありがとうございました!」 伸一達最上級生の声は、声変わり前のキャンキャン声にかき消される。礼を重んじる道場の教えとは真逆の喧噪に思わず眉を顰めた。 下級生が去り古くなった板張りの床が軋む音が鳴り止むと、ようやく伸一の好きな静かな道場が戻ってくる。 […]

ゴウカク編_第2章_温故

家に帰るとスーツを脱ぎポロシャツに着替える。 社会人1年目に付き合っていた彼女には変だと言われた。 「もう家を出ないんだから、寝巻きに着替えればいいのに。」との事だ。 理解ができなかった。 この後は夕食作りがある。どんなに気をつけていても油は跳ねるし […]

泉編_第2章_絵馬との出会い

小さい頃から空手三昧だった私は、親友と呼べる友達がいなかった。学校帰りは寄り道せずに道場へ帰り、休みの日もずっと空手の稽古をしていたのだ。 高校二年の春、新しいクラスになったときに私は絵馬と出会った。絵馬の第一印象はおっとりした不思議ちゃんというイメ […]

絵馬編_第2章_空気

いつもより長く感じる通学路を終え、教室に向かう。教室のドアを開けると一人の女の子が駆け寄ってきた。 「絵馬!おはよう!助けて!」 この子は友達の彩佳。勉強よりスポーツのほうが得意な彩佳はテストの日はいつもこんな感じだ。 「しょうがないなぁ。何の教科? […]

試験編_第2章_番狂わせ

まるでさっきまでと違う世界に来たみたいだ。   寒くもないのに体が震える。 面白い。これが武者震いというやつか。 今日の目的は洞窟の奥に住む一つ目の魔物キマツを討伐し、ツノを持ち帰ること。 道場の昇段試験としては珍しい大物に胸が踊る。 &n […]

2章_伸一議事録

ぼっと空を見上げる。最近は一人で物思いにふける時間が増えた。しかし、こんなことをしている場合ではない。高校三年生の夏が来る。つまり、受験戦争が始まるのだ。   二週間前、部活を引退した。県大会準々決勝、ここを勝てば県の決勝リーグに進出できる。そしてこ […]

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SIEGの願い

「勉強とは、自らが積極的に行わなければいけないものである。」 これが、ジークの基本的な考え方です。
人に言われたから勉強している。
やらなければいけないから勉強している。
これでは、学びは有意義なものにはなりません。 勉強はなんのためにするのでしょうか。
それは、他者を助けるためであると私たちは考えています。
目の前に困っている人がいるとして、
その人の国籍や年齢、性別や境遇、知識量等を加味した上で適切な言葉で適切な対応ができなければ目の前の人を助ける事は出来ません。
そのためには多くの知識が必要です。
だからこそ、たくさん勉強してほしいと思っています。 情けは人の為ならず。
多くの人を助ける事は、
多くの人から助けてもらえる自分を作る事と同義です。
人と繋がる事は、自らの可能性を広げることにつながります。 あなたも自らの可能性を広げ、自らの考える幸せな道を歩んでほしいと願っています。

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