ウサイン・ボルト選手フルマラソン最強説
2019/08/05
100÷9.63=10.3842159917
ですので小数第2位で四捨五入すると、およそ
平均秒速10.4m
という事が分かります。これを時速に直すと
平均時速37.44km
速すぎますね。
制限速度30km/hの道路だったら捕まるレベルの速さです。
さて、同じ陸上競技にはにはマラソンという種目も存在します。
これは、参加者全員が一斉に42.195kmの道のりを走り最速を決めるという競技です。
こちらには、2018年にケニヤのキプチョゲ選手が出した
2時間1分39秒
という世界記録が残っています。去年達成されたばかりの、ギネス記録にもなっている偉業です。
ふと私は考えました。それは
「ウサインボルト選手が参戦したら記録が塗り変わるのでは?」
という事です。
というわけで実際にウサインボルト選手がフルマラソンをしたらどのくらいの時間でゴールできるのか計算してみましょう。
距離が42.195km、速さが時速37.44kmですので、式は
42.195÷37.44
となります。これを計算してあげるとタイムは
1時間7分37秒
…驚異の記録が出てしまいました。
なんと世界記録2時間1分39秒を1時間近く更新してしまうことが判明したのです。
これは、仮にゴールしたウサインボルト選手がすぐに折り返した場合
ウサインボルト選手とキプチョゲ選手はスタート地点からおよそ30km離れたところで出会う事を意味します。
残り10km以上を残して1位の選手が折り返してくる絶望感はいかほどの物でしょうか…。
まあ、いうまでもなくそんなことはありえませんが。
ありえません。ウサインボルト選手は折り返してきません。キプチョゲ選手の記録は圧倒的な物ですし、現マラソン世界最速はいうまでもなくキプチョゲ選手です。
ボルト選手が1位ではない理由はただ1つ
「100m走を走る速さでマラソンは完走できないから。」
これだけです。当たり前です。
というかもしそんな事が出来るのであれば中学時代50m走およそ9秒の筆者でさえフルマラソンを2時間6分で完走出来る事になってしまいます。
計算してみて解ったのですが、どうやら筆者の50m走の速さで走りつづけてもマラソン世界記録2時間1分39秒に到底届かないようです。自分の足の遅さと世界記録の圧倒的な速さの前に自然と笑いがでました。
さて、ここからが今日のブログの本題です。
皆さん、日々の学習計画を立てる時にこの
「ウサインボルト選手ならフルマラソン1時間7分で走れる理論」
を導入してしまっていませんか?
簡単に言うと
「1時間で大体5ページ進むから、今日4時間やったら20ページ終わるな!」
といったようなスケジュールを立ててしまう事はないでしょうか。
そしてこの後に
「ってことは、今日は寝るまで6時間あるからあと2時間は遊べるな!」
なんていう風に思考を進めてしまってはいないでしょうか。
私は学生時代何度もこの計算をして、ウサインボルト選手よりも速いスピードで成績を落としていきました。
人間には、体力という物があります。集中力という物があります。気力という物があります。そしてそれらは、有限です。
つまり、トップスピードのまま学習し続ける事は出来ないという事です。
だからこそ、安易な学習計画を立ててはいけません。
今の自分はどのくらい集中力が持つのか。疲れてしまったとき、最速で体力を回復する方法は何か、気力が湧かないとき、どうすればいいのか。
それらを知り、自分自身に対策を練ることができれば、怖い物はありません。
集中力や体力の限界は、一人一人違います。回復方法も一人一人違います。まずは己の限界を知り、次にその回復方法を探りましょう。仮眠をとったり、散歩をしたり、音楽を聴いたり、人によって回復方法、リラックス方法は様々です。あなたの事を誰よりも良く知っているのは、言うまでもなくあなたです。あなたへの対策を考えるのにぴったりな人材は、あなたしかいません。
「敵を倒すには、相手を良く観察する事が必要だ」
一度は聞いた事がある言葉だと思います。
学習における敵は、言うまでもなく自分自身。
自分自身を良く観察し、対策し、自分という人間をしっかりと理解できたとき、あなたは弱い自分に打ち勝ち、一流アスリートのように強くたくましくなっていることでしょう。
この「自分自身を対策できる」というスキルは、勉強でもスポーツでも仕事でも、あらゆる場面で通用します。身につけておくと、この先の人生で何度もあなたを助けてくれますよ。
最後に、道交法によると
『車両は、道路標識等により、その最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他道路においては政令で定める最高速度を超える速度で進行してはならない』
となっているようです。
ウサインボルト選手は車両ではないので、どんなに早く走ってもウサインボルト選手が捕まる事はありません。よかった。
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こんにちは!皆さんは「ウサイン・ボルト」という陸上選手をご存知でしょうか。2009年に世界陸上競技選手権男子100m走において9秒58という圧倒的なスピードを持って優勝に輝いた、人類史上最速のスプリンターです。100m9秒58と言われてもあまりの記録に逆にピンと来ないので速さを計算してみましょう。ウサインボルト選手の早さを秒速で計算すると
100÷9.63=10.3842159917
ですので小数第2位で四捨五入すると、およそ
平均秒速10.4m
という事が分かります。これを時速に直すと
平均時速37.44km
速すぎますね。
制限速度30km/hの道路だったら捕まるレベルの速さです。
さて、同じ陸上競技にはにはマラソンという種目も存在します。
これは、参加者全員が一斉に42.195kmの道のりを走り最速を決めるという競技です。
こちらには、2018年にケニヤのキプチョゲ選手が出した
2時間1分39秒
という世界記録が残っています。去年達成されたばかりの、ギネス記録にもなっている偉業です。
ふと私は考えました。それは
「ウサインボルト選手が参戦したら記録が塗り変わるのでは?」
という事です。
というわけで実際にウサインボルト選手がフルマラソンをしたらどのくらいの時間でゴールできるのか計算してみましょう。
距離が42.195km、速さが時速37.44kmですので、式は
42.195÷37.44
となります。これを計算してあげるとタイムは
1時間7分37秒
…驚異の記録が出てしまいました。
なんと世界記録2時間1分39秒を1時間近く更新してしまうことが判明したのです。
これは、仮にゴールしたウサインボルト選手がすぐに折り返した場合
ウサインボルト選手とキプチョゲ選手はスタート地点からおよそ30km離れたところで出会う事を意味します。
残り10km以上を残して1位の選手が折り返してくる絶望感はいかほどの物でしょうか…。
まあ、いうまでもなくそんなことはありえませんが。
ありえません。ウサインボルト選手は折り返してきません。キプチョゲ選手の記録は圧倒的な物ですし、現マラソン世界最速はいうまでもなくキプチョゲ選手です。
ボルト選手が1位ではない理由はただ1つ
「100m走を走る速さでマラソンは完走できないから。」
これだけです。当たり前です。
というかもしそんな事が出来るのであれば中学時代50m走およそ9秒の筆者でさえフルマラソンを2時間6分で完走出来る事になってしまいます。
計算してみて解ったのですが、どうやら筆者の50m走の速さで走りつづけてもマラソン世界記録2時間1分39秒に到底届かないようです。自分の足の遅さと世界記録の圧倒的な速さの前に自然と笑いがでました。
さて、ここからが今日のブログの本題です。
皆さん、日々の学習計画を立てる時にこの
「ウサインボルト選手ならフルマラソン1時間7分で走れる理論」
を導入してしまっていませんか?
簡単に言うと
「1時間で大体5ページ進むから、今日4時間やったら20ページ終わるな!」
といったようなスケジュールを立ててしまう事はないでしょうか。
そしてこの後に
「ってことは、今日は寝るまで6時間あるからあと2時間は遊べるな!」
なんていう風に思考を進めてしまってはいないでしょうか。
私は学生時代何度もこの計算をして、ウサインボルト選手よりも速いスピードで成績を落としていきました。
人間には、体力という物があります。集中力という物があります。気力という物があります。そしてそれらは、有限です。
つまり、トップスピードのまま学習し続ける事は出来ないという事です。
だからこそ、安易な学習計画を立ててはいけません。
今の自分はどのくらい集中力が持つのか。疲れてしまったとき、最速で体力を回復する方法は何か、気力が湧かないとき、どうすればいいのか。
それらを知り、自分自身に対策を練ることができれば、怖い物はありません。
集中力や体力の限界は、一人一人違います。回復方法も一人一人違います。まずは己の限界を知り、次にその回復方法を探りましょう。仮眠をとったり、散歩をしたり、音楽を聴いたり、人によって回復方法、リラックス方法は様々です。あなたの事を誰よりも良く知っているのは、言うまでもなくあなたです。あなたへの対策を考えるのにぴったりな人材は、あなたしかいません。
「敵を倒すには、相手を良く観察する事が必要だ」
一度は聞いた事がある言葉だと思います。
学習における敵は、言うまでもなく自分自身。
自分自身を良く観察し、対策し、自分という人間をしっかりと理解できたとき、あなたは弱い自分に打ち勝ち、一流アスリートのように強くたくましくなっていることでしょう。
この「自分自身を対策できる」というスキルは、勉強でもスポーツでも仕事でも、あらゆる場面で通用します。身につけておくと、この先の人生で何度もあなたを助けてくれますよ。
最後に、道交法によると
『車両は、道路標識等により、その最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他道路においては政令で定める最高速度を超える速度で進行してはならない』
となっているようです。
ウサインボルト選手は車両ではないので、どんなに早く走ってもウサインボルト選手が捕まる事はありません。よかった。
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